イケてるサイトデザインのオウンドメディア・WEBマガジン
あまり参考にすることもないと思うのですが、目を向けてみると、意外にあったりします。
そもそもオウンドメディア自体が飽和化して、溢れかえっているので、特に独自性を売りにしたサブカル系メディアはデザイン性に富んだサイトに仕上げて勝負に出てるのかな?といった印象があります。
では、早速!
(※2016年8月ごろのデザイン、見解です。)
ひろびろ ひろしま移住サポートメディア
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メインヴィジュアルをアーチ状に形どっており、Webマガジンでは非常に珍しいタイプのデザインですね。
ひろしまに移住して豊かになることをイメージさせるような、やさしいトリミングです。
またMasonryレイアウトであるあたりに情報の多さを予感させます。
メインヴィジュアルが流線型なぶん、グリッドがしっかり見えることでバランスを保っています。ここが崩れると信用感のない纏まりのないデザインになりかねないですから。
Webデザイン的にはトレンドでも何でもない手法ですが、こういうところに用いると映えますね。
INTOJAPAN / WARAKU MAGAZINE | 日本文化の入り口マガジン
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日本文化とか、観光地を紹介するサイトって、意外にスタイリッシュなことが多いイメージです。
ここはそのイメージを地で行くスタイルで、低彩度なベースカラーに和風テクスチャで、見事に「日本」な世界観を演出しています。
今日び、こんな波柄の模様はないですし、古風なものを取り上げるサイトではないですが、対外的に日本をアピールするには、「やりすぎ」ぐらいがちょうどいいのでしょうね。アフォーダンス的な考え方ですね。「日本ってこんな”感じ”」と言った具合の。
goodLOOPS – gloopsの新しいアソビと働き方を考えるWebマガジン
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モバイルアプリの開発などを行うgloops社のオウンドメディア。
VRとか、テクノロジーのトレンドを取り上げたり、他社との対談をコンテンツとし有益な内容を詰めて発信しています。自社の強みを活かしたオウンドメディアならではのコンテンツの作り方ですね。
サイト自体は、だらだらと新着記事が並ぶだけでなく、短めに区切られたセクションが記事を選びやすくしています。さらに無彩色をベースにデザインされているので、色の主張がないぶん、キリッと締まりのあるデザインに見えます。
キナリノ – 暮らしを素敵に丁寧に。
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話題のキナリノです。
前項と同じく無彩色をベースとし、シンプルにまとまっています。
生活の豆知識、ではないですが、小さめな写真に対し広く取られたホワイトスペースがミニマルで若者から奥様方まで好まれそうなデザインに仕上がっています。実際ターゲットもそこを大きく含んでいると思うので、これぞ「上手なデザイン」といったところですよね。
またサイドカラムの中でも、特集記事などは写真の幅を変えたりして、サイト全体のミニマルテイストはキープしつつコンテンツの主張をしているあたりにぐっと来ます。
MOUTAKUSANDA!!! magazine [モウタクサンダ!!! マガジン]
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東京のサブカルチャーを発信する雑誌。それのWeb版といったところでしょうか。。
このカオスなメインヴィジュアルとスクロールエフェクトが東京のアングラ感を出している…ような気がします。これどういうコンセプトのもと提案してったんでしょうね。。難しそう。
様々な分野のカリスマにインタビューしたコンテンツなどがあり、TOPの雰囲気とは違い下層ページは白ベースの正当派です。
Qetic | 時代に口髭を生やすニュースメディア”けてぃっく”
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こちらもサブカルチャー系WEBマガジン。ファッションや音楽などに焦点を当てています。
日付やアテンションの入れ方などは海外のWEBサイトのようでとてもスタイリッシュです。
また、写真にマウスオーバーしたときにグラデのアニメーションがオーバーレイするエフェクトが面白くて、初めて見た時は驚きました。国内のWEBマガジンでは間違いなくQeticだけでしょう。
WEBマガジンの他、受託制作も行っているそうです。
by.S(バイ・エス) | 知ってる女性御用達の情報メディア
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おなじみの「バイエス」。
ターゲット層や内容的には読んで楽しんで消える情報というよりは、知恵として残る情報なので、なんとなく「メディア」という言い方のほうが近い気がします。
ここは配色が見事です。低彩度・中明度で、落ち着いたオトナの女性的なデザイン。
以上いくつか紹介しました。
by S.が特にそうなのですが、やはりデザインである以上、配色やタイポグラフィ、ロゴデザインなどにも、ターゲットや明確な理由が見え隠れしていると、つくり手や運営のしっかりとした方向性が見えて素敵ですね!
でわ!