最近では支払い方法の一つとして、電子決済が主流となりつつありますよね。特にスマホをかざすだけで決済が完了する「NFC」を使った決済がとても便利です。スマホの画面やアプリを開くことなく、簡単に決済ができ、利便性に優れている機能でもあります。
これまでは「NFC」対応のスマホの未対応のスマホによってタッチ決済ができなかったのですが、今年10月に未対応スマホにおいてもタッチ決済を可能とする技術研究が発表されました。
今回は、未対応スマホでも決済が可能となる技術「MagCode」についてご紹介したいと思います!
「NFC」とは
NFCとは、「Near Field Communication」の頭文字をとって略した言葉で、日本語の意味としては「近距離無線通信」として表されています。スマホ内部に埋め込まれた非接触型のICチップを使うことで、機械にかざすだけで通信できる通信規格のことをNFCと言います。
身近な所で使用している場面としては、おサイフ機能付きのスマホ以外にも、
- Suica
- PASMO
- NFCタグ
など、交通系やスマホの自動化を目的に利用されているケースも多くなってきています。しかし、これまではスマホ側の機能が備わっているもののみ利用可能となっていて、仕様を確認せずスマホを手に入れた場合や、古い機種などを長年に渡って使用している場合に、「NFC機能がついっていなかった」と後悔するケースも少なくはなかったようです。
タッチ決済 スマホが未対応でも利用可能に!?「MagCode」について
今年10月に発表された「未対応スマホでもタッチ決済に対応する」といった技術が香港理工大学が論文を発表し、NFC未搭載のスマホでもNFCと同等の支払いを可能にする「MagCode」という技術を開発したことで話題となりました。次に、実際にどのようにして決済を行うのか見ていきましょう。
「MagCode」ってどんな技術?
NFC非搭載スマホということで、NFC搭載のスマホの使い方はイメージできる方が多いと思いますが、NFC非搭載スマホが「MagCode」を使うことで搭載スマホと同じような方法で決済を可能にするわけではありません。
実際の研究結果としては、NFC非搭載スマホのカメラをNFCリーダーに近づけるとスマホ側のカメラを映している画面にバーコードのような縞模様が映し出されるという研究結果を報告しています。その他、研究結果としては、
- NFCリーダーのプロトタイプを作成後、11種類のスマホでテストしたところ全ての機種で高い結果が確認された。
- 磁気センサーベースの方法と比べてデータ伝送速度が58倍も早くなっていることが確認された。
と報告されています。特に交通関係などを多用する方であれば、NFC機能を搭載したスマホを使用したいと思いますよね。NFC非搭載のスマホを使用していても買い替える必要などがなく使えるようになる可能性も大いにありそうです!
まとめ
いかがでしたか。今回は、タッチ決済 スマホ非搭載でもNFCを利用できる新技術「MagCode」についてご紹介しました。これまで非搭載の可能性があり、仕様を確認する必要がありましたが、今後はこのような新技術が発展、展開されていくことで、そのような事態もおこりにくくなるのではないでしょうか。追加情報や最新情報も要チェックですね!