友人とのコミュニケーションツールとして、一石を投じたwhooですが皆さんはゴーストモードという機能の存在やwhooに潜む危険性があることをご存じですか?
そこでこの記事では、whooのゴーストモードに関する仕様や安全に使う方法を徹底解説しています。危険性を避ける方法も紹介しているので、この記事を読んで友人や家族と安全にwhooでコミュニケーションを深めてみましょう。
whooのゴーストモードとは?
whooのゴーストモードとは、位置情報を共有している相手へ一時的に位置情報を知られなくするシステムのことです。ゴーストモードにはあいまいとフリーズモードがあり、それぞれどのようにして位置情報を誤魔化すかを設定できます。あいまいモードは、大体の位置情報しか分からなくなる機能で、フリーズは記録した位置にずっと自分が居続けるように見せる設定で、どちらか1つを設定できます。
次の見出しからは各モードの使い方について紹介しているのでご覧ください。
あいまいモードについて
whooであいまいモードのゴーストモードを使うには、設定メニューからお化けのアイコンが表示されているメニューをタップします。画面上部のあいまいをタップすると、画面右側にwhooに登録している友人のリストが表示されるので、位置情報をあいまいに表示したい相手のチェックボックスをオンにしてください。すると、チェックボックスをオンにした友人リストが「あいまい」な位置、正しい位置を表示したい人は、正確な位置というリストに名前が表示されます。
これで「あいまい」位置のリストに名前が表示されている人には位置情報が共有されず、正確位置のリストに名前が表示されている人のみ位置情報が共有されます。
フリーズモードについて
whooのゴーストモードでフリーズモードを使うには、設定アプリをタップすると表示される上部メニューの中からフリーズを選択してください。するとフリーズモードで友人リストを仕分けできるようになるので、位置情報の共有を断りたい人の友人リストのチェックボックスをオンにしてください。
反対に正確な位置情報を共有して一緒に遊ぶなどの約束をしたいときは、画面上部のメニューから正確な位置をタップして、該当の友人リストのチェックボックスをオンにしてください。
ゴーストモードを使われているか確認する方法は?
whooを使っていると、自分って友人からゴーストモードにされているかもと気になることがあると思います。そこでゴーストモードにされているか気になる人は、相手の位置情報に表示されているアイコンの右下を確認してください。もし、アイコンの右下に表示されている方位アイコンが黒く表示されている場合はゴーストモードにされていません。反対に黒と白のブラインドカラーになっている場合はあいまいモードにされているので、表示されている位置は正しい情報ではありません。
さらにフリーズモードにされている場合は、表示されている位置から動いていない時間が標示されています。対して位置情報の共有を許可されているときは、青い楕円形のアイコンでオンラインと書かれたアイコンが表示されます。
whooに危険性があるとの情報が本当か調べた結果
whooにはゴーストモードという位置情報を共有させない機能があるものの、ネットストーカーの被害に遭う原因にもなるため導入は慎重にすることをおすすめします。例えば皆さんはSNSのダイレクトメッセージで、whooを一緒にやろうと誘われた場合、どのように返事をしますか?もし、少し怖いからやだと返答しようとした人は、ネットストーカーの被害に遭う可能性が高いです。
正しい対処方法は無視をすることで、悪意ある人間はこちらの細かい反応を見て、相手がどういう人物なのかをネゴシエーターのように詮索してきます。もし、ダイレクトメッセージに反応した場合、このアカウントは使われていると相手に認知されてしまうので、しつこいくらいにこちらからの連絡を促すようになってしまうでしょう。したがって、知らない人と一緒にwhooを使わないようにしてください。
知らない人とwhooを共有した場合の危険性について
万が一知らない人とwhooを共有した人は、ゴーストモードを使えばネットストーカーを防げるとは考えない方がいいです。その理由は、フリーズモードもあいまいモードも断片的に自分の日常生活の行動範囲を悪意ある人に教えてしまうことになるからです。例えばSNSでwhooを知らない人と共有した場合、悪意ある人はストーカー対象の過去のSNSの発言をさかのぼります。その中にもしストーカー対象が頻繁に行くお店の写真を投稿していた場合、同じようなお店に行けば会えると悪意ある人は思うことでしょう。
さらにストーカー対象が制服だった場合、高い確率で同じような時間に周辺の駅やバス停にアクセスしているはずです。つまりあてずっぽうで同じような時間に駅やバス停で張り込みを続け、同じような時間によく行くお店に行けば1か月もすれば特定されてしまうと思います。どの人物かが分かれば家なども特定されてしまうので、あなたが家に一人になった時間帯を狙い、宅配業者を装って玄関を開けさせるかもしれませんね。
whooでネットストーカー被害にあった場合の対処方法
whooでネットストーカーに遭った場合、ゴーストモードにした上で警察に相談してください。なぜここでアンインストールを薦めないのかと疑問に思う人もいるかと思いますが、実はネットストーカーの被害に遭った場合証拠がないと警察は動いてくれません。
反対に証拠があればこのような発言で自分を脅迫してきて困っているんですと警察に証拠付きで相談することができます。また、電話なら#9110がサイバー犯罪の窓口になっているので、警察への相談の仕方が分からない人は利用をしてみましょう。なお、相手から殺人予告を含めた脅迫行為が確認されている場合は今すぐに110番で警察に連絡してください。大丈夫だろうと余裕を見せていたら、犯罪者の手に落ちるといった事態も想定できるので、最悪の事態になる前に必ず専門機関に相談してくださいね。
まとめ
whooは知り合いや家族同士で使うには便利なコミュニケーションツールですが、SNSなどで知らない人と共有した場合はネットストーカー被害の原因になる可能性があります。特にwhooのゴーストモードで被害に遭わなくて済むと考えている人は要注意で、悪意ある人は予想外な方法でこちらの個人情報を盗んできます。したがって、万が一知らない人と交換して、ネットストーカーの被害に遭った場合は、専門機関に相談して適切に対処してください。