5/24にベルサール三田で行われた対談セミナー「私達はこうして海外で生きてきた」に参加してきました。
ご存知WebクリエイターボックスのManaさん、バンクーバーのうぇぶ屋のSenaさんという、webクリエイター界隈では超有名ブロガーであるお二人の対談ということで、多くの方が駆けつけていました。
(撮影禁止のため、会場の写真はなし…)
海外での就業を目指すwebクリエイターを支援する「Frog」
この日のトークは「webクリエイターの留学について」を中心とし、お二人が立ち上げた会社「Frog」の概要についてが多くを占めていました。
「Frog(フロッグ)」とは
「Frog」は、日本国外で3年以上活動したクリエイター達による、 カナダのバンクーバーを拠点にしたクリエイターのための留学支援団体です。
昔から『留学=語学習得』という狭い範囲での当たり前が存在しました。 しかし、クリエイターとして留学し生きてきた私達はその常識が常に可能性の範囲を狭めている事を知っています。
そこで私達は、海外で培ったクリエイターとしての経験を活かし、 留学にあたっての情報共有とサポートを目的とした団体『Frog』を設立することにしました。
日本とのライフスタイルの違いによる、「仕事の価値観」や「働き方」などを踏まえて進むトーク。
その中で「よく聞かれること」に関してお話なさっていたので、いくつかメモしたことを書いていきます。
バンクーバーを拠点とする理由は?
- アメリカとの国境に近い。= 中枢部へのアクセスが良い
- 日本との時差のキリが良い(バンクーバーでの終業時間が日本での始業時間…もしかしたら仕事の連携が取れるかも)
- Flickr,Microsoft,Facebookなど有名企業がオフィスを構える(構えていた)
- なんといっても住みやすい
とのことです。中でも住みやすさは折り紙つきらしく、ストレスの少ない環境で仕事が出来そうです。
学歴、職歴は大事?
面接では、実務的な内容の質問がとても多く
日本のように学歴を見られる、職歴を聞かれる…なんてことは珍しいようです。
自分の力をアピールするためにもしっかりと実績を提示できるようにしておきたいですね!
「何を勉強したか…」「何をコミットしたか…」
それを示して、スキルのポテンシャルを見せるのが重要だそうです!
ビザを利用しての滞在とは?
海外の滞在といえば、よく耳にするのが「ワーキングホリデー」通称「ワーホリ」でしょうか。
こちらは、ワーキングホリデー協定を結んだ外国に1~2年の滞在許可が下り、その間に就学・旅行・就労と生活することが許されている制度です。(30歳未満のみ、各国1回まで)
実際にManaさんもワーホリを利用して渡った国もあります。
ほか、専門知識を得るため(という表現は抽象的なのですが)学校に通った場合は卒業後に、在学した期間と同じだけ、その技術を活かして社会に貢献すべく「コープ(就労)ビザ」というものが発行されます。
これにより実質さらに滞在期間を延長できる、ということですね。
またコープビザにもランクというか種別が色々あるようですが、そこは割愛します。
滞在→永住して働くには?
ものすごく興味深い話題でしたね。
専門学校に通って、のちにコープビザで企業に雇って頂く…、まではクリアしたにしろ、みなさんの最終的な目標といえば「海外での活動を続けていくこと」ですよね。
そのためには、企業から「必要とされる人材」と認識していただかなくてはいけません。
永住権を取得するためには、企業が政府機関に在留を要請する必要があり、基本的に(あちらからすると)外国人は優先されず「なぜ現地の人材ではいけないのか?」などと強く問い詰められます。
そこで、企業側からして自分を雇うことのメリット・自分の強みを存分にアピールしなくてはなりません。
「周りといっしょ」では、圧倒的に不利なのです。
しかしながら、待遇は日本でwebクリエイターとして企業に勤務するよりも優遇されるので、勝ち得るものとその先に待つ経験を踏まえると決して超えて損はないハードルです。
海外での住居は…?
バンクーバーに、Frogが管理するwebクリエイター専用のシェアハウスがあるので、そこに住むことができるほか
ホームステイ先なども相談に応じていただけるそうです。
前述のシェアハウスでは、スキルシェアやセミナー、講習会や英会話レッスンなども行われています。
もし少しでも気になった場合は…
セミナーの懇親会では一人あたりほんの僅かな時間でしたが、無料で相談に応じてくださるとのことなので、今スグFrogサイトからお問い合わせください!
セミナーの感想
さすがお二人のセミナーとあって、DBエンジニアの方や、これからwebを勉強し始めるという方、大手企業のクリエイターなど…また、「海外留学の話を聞きに」という目的のもとwebクリエイターではない方も足を運んでいたり、僕がお話しただけでも、さまざまな方がいらっしゃっいました。
比較的年齢層も若かった(?)気がします。(僕も若い方だとは思うけど、今まで自分が出た他のセミナーと比べて…)
すぐに決断には至っていない方も多かったと思いますが、将来的にはその方向も考えているんだな、と伝わってくるような雰囲気でした。
「海外留学」と、ひと口にいうと大層なことのように聴こえるかもしれませんが、同じ志のもと年齢も近い仲間がこれほどにも多く居るので、尻込みせずに相談する価値はありますね。
偉そうなことを言いましたが、僕もスグには海外での活動は考えていません。
自分のものさしに細かく目盛りを刻んでいって、地道に色んな物を測って行く途中で見えてくるタイミングがあれば、そこだと信じます。
さいごに
残業は殆ど無いそうです。( ˘ω˘)スヤァ
でわ!