近年SNSは様々なサービスが乱立し、新しいサービスがでてきても、従来のものと何が違うの?と疑問に感じる人も多いことでしょう。そこでこの記事では、近頃利用者が徐々に増えていると噂されているBlueskyについて紹介しています。また、Xと似たようなサービスになっているので、その違いや特徴も解説しています。
【徹底解説】Bluesky説明書とXの違い
Blueskyとは、twitterと同じくテキストと画像と動画で他の利用者とコミュニケーションを取れるタイプのSNSです。運営開始直後はミクシーと同じく招待コードがないと利用できない利用形態をしていましたが、2025年6月現在は招待コードが無くてもアカウントを作成するだけで利用できるところが大きな特徴です。また、開発者がtwitterと同じくジャック・ドーシー氏なので、Blueskyのインターフェイスも同じような形で、twitterを使っている人なら使いやすさを感じられます。
Blueskyのカスタムフィードで思い通りのSNSライフ!
Blueskyのカスタムフィードとは、twitterでいうタイムラインの表示を自由にコントロールできることを指します。Blueskyではサードパーティが開発しているSkyFeedというアプリでカスタムフィードを簡単に作ることが可能です。やり方は、Blueskyの設定メニューからプライバシーとセキュリティを選び、アプリパスワードを発行します。次にSkyFeedの公式WEBサイトにアクセスし、設定したアプリパスワードでログインをするとSkyFeedとBlueskyの関連付けが完了です。
次にSkyFeedの左のメニューからFeedBuilderを選択すると、カスタムフィードの作成画面が表示されます。以下の表に記された各項目を設定したら画面上のPublishFeedを押せばカスタムフィードの完成です。
設定項目名 | 機能 |
Input | 検索対象のポストを決める |
Remove | 除外したい情報を決められる |
RegEx | 絞り込み条件を決められる |
Replace | 関連投稿の置き換えを設定できる |
Sort | 並び順を変える |
Limit | 投稿数の表示を制限する |
Stash+Pop | 投稿内容の検索を一時的に回避できる |
Remember Posts | 投稿内容を記憶できる |
【快適長文投稿】Xよりも文字制限がゆるい
Blueskyとは無料で300文字までのテキストを投稿できるSNSで、Xの140文字と比較してかなり多いところが評判になっています。また、画像の投稿可能数もXと同じく最大4枚までで、日常使いで不便さを感じることはないでしょう。ただし、動画投稿機能はBlueskyが若干Xよりも使いにくく、2025年6月現在では1日の動画投稿可能数が25本までに制限されている上に、60秒までの動画しか投稿できません。さらに容量も10GBまでなので、ショート動画を毎日投稿しているような人はすぐに容量制限に引っかかってしまうでしょう。
Blueskyの分散型SNSはどんな仕組み?
Blueskyとは、分散型サーバーを採用しているSNSで、Xの中央集権型SNSとは違い、全ての管理権限を持っている管理者が存在しません。ユーザーが自分でサーバーを構築してBlueskyを運営することも可能で、Xにあるようないきなりアカウント凍結などの事故に巻き込まれにくくなります。なお、2025年現在までに確認されている主なサーバーは以下の通りです。基本的にどのサーバーを選んでも大きな違いはありませんが、心配な人は公式サーバーを選んでおきましょう。
- bsky.social(Bluesky公式)
- boobee.blue
- stems.social
- redocean.one
この他にもサーバーを運営している方はいらっしゃるようですが、あくまでBlueskyのサービスを運営するために、サーバーを分散させているだけで、公開されることはありません。しかし、サーバー運営に携わることで運営情報が共有されているようなので、興味のある方はサーバー運営をしてみてはいかがでしょうか。
BlueskyのATProtocolの利点を解説
BlueskyとはATProtocolで分散型SNSを構築しているサービスで、Xと比較してプライバシーが保護しやすい利点があります。例えば別のサービスとBlueskyのアカウントを紐づけるときに通常ならば、ユーザーはパスワード漏洩などのリスクに備えないといけない手間があります。しかし、ATProtocolはアルゴリズム自体に個人情報を保護するシステムが搭載されている上に、ATProtocolが使われていれば別のサービスにもアカウント情報を紐づけられるメリットがあります。
アニメを視聴している人に分かりやすく説明すると、ソードアートオンラインでキリトがもらったザシードと呼ばれるプログラムパッケージに近いです。作中ではザシードがあらゆるオンラインサービスを提供する企業の基礎プログラムとして役立ち、GGOとALOのアカウントの相互互換ができるようになっていましたよね。これに近い形でBlueskyは運営されています。
【高性能!】Blueskyのコンテンツフィルター
Blueskyとはコンテンツフィルターが高性能なSNSで、Xと比較してジャンルを細かく設定できます。例えばXはセンシティブなコンテンツをまとめて非常時にしますが、Blueskyはセンシティブなコンテンツを4つのジャンルに分けて非常時と表示を切り替えられます。特に事故や戦争や災害などの生々しい画像を、成人向けコンテンツとは別に非常時にできるところが話題になっています。さらにセンシティブなコンテンツを表示するときに、警告文を出すかそのまま表示するかも選べる利点があります。
さらにBlueskyはカスタムフィードの機能もあるので、さらに表示される情報を細分化できます。
まとめ
BlueskyとはXと比較してコンテンツの表示やアカウントの利便性などが大きく向上され、セキュリティ関連の脆弱性もXよりか改善されています。また、無料でも投稿できる文字数が多く、動画や画像も投稿できるので、Xとほぼ同じ感覚で使えるところが魅力的です。さらに、サードパーティがBlueskyの利便性を向上させるツールを開発しており、Xよりも便利なのではと評価されています。それでもまだ負荷テストを行っている段階のようで、まだまだ新しい機能が追加される予定があるようなので、これからのBluesky運営の動向にも注目したいですね。