Apple独自チップのM1チップ、「M1 Pro」と「M1 Max」

2021年10月19日のアップルスペシャルイベントで発表された、アップル独自チップの「M1 Pro」と「M1 Max」は新型「MacBook Pro」の14インチと16インチに採用されています。スペシャルイベントでは現在世界で最もパワフルなチップで、「M1 Max」は従来モデルの3倍以上のGPU性能を提供することを約束しました。本記事ではGeekbenchのCPUとGPUベンチマークスコアを従来モデルと比較して、イベントで発表された通りの性能かをみてみましょう。

CPUベンチマークスコア

CPUベンチマークスコアでは、M1 Pro、M1 MaxとM1のシングルコアスコアはあまり差がなく、結構な違いが見られるのはマルチコアスコアですね。M1 ProのマルチコアスコアはM1の約50％、M1 Maxはなんと約70％の性能向上となっています。そして、M1 MaxのCPU性能はIntel Core i7-11800Hを軽く超えています。

GPUベンチマークスコア

GPUベンチマークスコアでのM1 MaxのMetalスコアは、イベントでの約束通りのM1の3倍以上(約3,2倍)の性能向上です！驚くGPU性能を提供してくれましたね。M1 ProでもMetalスコアはM1の約2倍異なり、Intel世代で一番速いRadeon Pro 5600M採用のMacBook Proほぼ同じですが、M1 Maxはその60％上回っています。噂になっているM1 MaxがソニーのPlayStation5よりも優れたグラフィックパフォーマンスが期待できるようですね。

最後に

本体のサイズは16インチが16.8mmで、14インチは15.5mmの薄さです。そのため、高性能ノートパソコンなのに14インチが1.6kgと軽く仕上がっています。そして、以前より使いやすくHDMIポート、Thunderbolt 4が3つとSDカードスロットが追加され、MagSafeが復活しました。デザインはノッチの搭載により、ディスプレイ表示領域が拡大され、16インチは770万ピクセル、14インチは590万ピクセルが実現されました。ProMotionに対応の120Hzリフレッシュレート可能で、iPad Pro12.9でも採用されたミニLEDテクノロジーを採用しています。バッテリー駆動時間も向上し、14インチで最大16時間、16インチで最大21時間の動画再生が可能になりました。

アップルの新型MacBook ProはM1 Pro／M1 Maxチップの搭載により、非常に高いパフォーマンスを発揮し、消費電力も低くなっている製品です。アップルファンじゃなくても、手に入れたくなるノートパソコンですね。公式サイトでの販売価格は14インチモデルが239,800円から、16インチモデルが299,800円からです。

スペック