最近よく耳にするようになった「ChatGPT」という言葉。「実はよく理解できてない」って人もいるのではないでしょうか?
今回は改めて、ChatGPTについて解説しますよ!
ChatGPTとは?
ChatGPTとは、アメリカの人工知能開発企業「OpenAI」が2022年11月に公開した人工知能チャットボットのことです。チャットボットとは、人間的な会話の成立を目指した人工知能に類するコンピュータープログラムのことを指し、ChatGPTは幅広い分野の質問に詳細な回答を生成できる人工知能チャットボットということで話題になりましたよ。なんでも、OpenAIの評価額は、2021年は140億ドルでしたが、ChatGPTリリース後は290億ドルにまで増加したという情報もありましたよ!
ChatGPTの何が凄いの?
高度なAI技術によって、まるで人間と会話しているかのような自然なチャットサービスを実現したChatGPT。無料で利用でき、生成した文章の自然さや人間味の感じられる回答がSNSなどで話題になり、リリース後わずか2か月でユーザー数1億人を突破しました。
なんでも、2023年に入り米MicrosoftがOpenAIに100億ドルを投資したと報じられており、2023年3月に性能を向上したバージョンがリリースされるなどChatGPTは進化を続けていますよ。
ChatGPT 始め方
ChatGPTの無料利用には、複雑な手続きは一切必要ありません!パソコンから利用する場合は、公式サイトからアカウントを登録した後に質問を入力するだけで利用することができますよ。アカウントの登録にはメールアドレスかGoogle/Microsoftアカウントが必要になります。また、電話番号の入力も必要になりますよ。
2023年5月26日にはChatGPTの公式iOSアプリ日本対応版もリリースされており、スマートフォンでも手軽にChatGPTを利用することができるようになりました。Android向けアプリもリリース予定とのことですよ。楽しみですね!
ChatGPTで出来ること
ChatGPTは単に日常会話をこなせるというだけでなく、テキスト翻訳や文章の要約、テキストやコードの添削にメール文の作成、企画書の作成プレゼン資料のひな形作成などに利用できます。プログラミング(マクロ、Python等のコード生成)や表作成(関数作成)までこなせるという情報も。更に炎上リスクの判断までできるのだとか!
お仕事にも役立てられること間違いなしですが、もはやその域を超えて「AIに仕事を奪われるんじゃ⁉」と危惧する人も多いようです。
ChatGPTが苦手な事
とはいえ、ChatGPTにも苦手な事はあります。特に用途のニーズに反して「正確な事実をリサーチする」ことを苦手としていることには留意する必要があります。ChatGPTが公開された当初も、一見自然に見える回答でありながら、その回答内容が事実と異なる場合もあるということが問題視されていました。その後ChatGPTは性能の向上を繰り返しているものの、未だにそういった欠点は完全には克服できていないようです。
直近の出来事に関する質問への回答にも難があり、またこれは当然ですが、デジタル化されていない、アナログな情報にもアクセスすることはできません。
ChatGPTの問題
まだまだ世に出たばかりのChatGPT。これを悪用した「スパム」が大量発生するなどの問題も起きているようです。新しい文面を簡単に生成できるChatGPTを利用したスパムは、従来の物以上に対処が困難なのですね。
他にも、データ倫理、著作権の観点からChatGPTに懸念を示す声も多く上がっており、個人情報保護、機密情報の流出などまだまだ課題も多いシステムです。
最後に
今回はChatGPTについての紹介でした。
これからの世界に大きな影響を及ぼしていくことになるかもしれないChatGPT。これからの動向にも注目です!