動画投稿に必要不可欠とも言える動画編集ソフトですが、皆さんはそれらソフトの一部に危険性のある物が存在すると言われたらどう思いますか?そこでこの記事では、そんな危険性があるとされる動画編集ソフトのVrewについて紹介しています。無料版と有料版の具体的な仕様も紹介しているので、無料版で使ってみて使いやすそうなら有料版のご利用も検討してみてください。
Vrewにはどんな危険性がある?
Vrewを使うことでパソコンがウイルスに感染するなどの危険性はありません。その理由はセキュリティソフトが入っているパソコンにVrewをインストールした結果、何も検知されなかったからです。使っているセキュリティソフトはウイルスバスターですが、警告文が表示されずログにも危険アラートがなかったので、恐らくVrewは安全なソフトと認知されているのでしょう。
Vrewを使っていると巻き込まれるトラブルとは
Vrewを使うことでウイルス被害にあう危険性はないですが、AI音声を使ったときに意図せぬ動画を作って公開してしまう危険性があります。その理由はVrewのAI音声はあまり精度が高くなく、音声の仕上がりによっては他人を貶めてしまうような発言をする場合があるからです。
したがって名誉棄損などの裁判沙汰に巻き込まれないためにも、完成したAI音声による動画は一度自分で視聴して人の悪口になっていないかを確認してください。
Vrewを使うと著作権違反になるって本当?
他人が投稿したコンテンツを元に、その解説動画などを作る予定の人は著作権違反に注意してください。Vrewではソフトではなく動画作成者が著作権を保有すると宣言しているため、仮にVrewで編集した動画を自分がさらに編集した場合著作権違反になる可能性があります。
そのため、Youtube動画の切り抜きなどを作るときは、コンテンツの著作権がどのように扱われているかを確認した上で作りましょう。さらに、切り抜き動画は厳密には元動画作成者に著作権が存在します。そのため、元動画作成者が切り抜き動画をどのような基準で取り扱っているのかも確認してください。特に企業所属のタレントがYoutubで活動している場合、公式サイトで切り抜き動画の規定を公開している場合があります。
Vrewの無料版と有料版の比較一覧表
Vrewの無料版と有料版の違いが知りたい人は、以下の一覧表をご覧ください。特に長時間動画の作成を考えている人は要注意で、月々合計120分以上の動画を作る場合は有料版への加入が必要です。
料金プラン名 | 年額費用 | 音声分析可能時間 | テキストによる音声作成可能文字数 |
Free | 0円 | 120分 | 1万文字 |
Light | 10400円 | 1200分 | 10万文字 |
Standard | 19000円 | 6000分 | 50万文字 |
Business | 43000円 | 7200分 | 60万文字 |
音声分析可能時間とは動画の音声出力をする時間のことで、無料版の場合は120分を超えた場合、有料版にしないと音声が出力されません。また、音声ノイズを除去した場合も時間換算されるので、綺麗な音声の動画を作りたいときはVrewの有料版を使ったほうが、クオリティの低い動画を作ってしまう危険性がありません。
Vrewの有料版で使える便利な機能
Vrewの有料版はクラウドバックアップ機能が好評です。クラウドバックアップとは、作成した動画をそのままインターネット上のサーバーに保存する機能です。そのため、万が一Vrewが落ちたりパソコンの電源が意図せぬ形でオフになったりしたときに、編集している途中データがなくなる危険性がありません。さらに有料版のStandardプランにすれば、動画制作のテンプレートを作ることができるので、シリーズ物の動画を作るときにも便利です。
まとめ
動画編集ソフトのVrewは一部の機能にAIを採用しているため、意図せぬ形で著作権違反や名誉棄損などのトラブルに巻き込まれる危険性があります。ただし、セキュリティソフトに検知されるような危険な機能はないので無料版や有料版問わず安全に動画編集をすることが可能です。なお、無料版は合計120分までの動画しか作れないので、沢山の動画や長時間の動画を作る人は事前に有料版を買うことをおすすめします。