ネットワー構成図は、コンピュータネットワークの接続状態を図にしたものです。
パッと状態を見ただけでは、どのように接続されているか分からないネットワークを図にすることで、すぐにチームで状態を共有できます。
以下ではネットワーク図とは、そしてその種類について分かりやすく解説しました。
読んでからネットワーク図を作成したいと考えた人は、ぜひネットワーク構成図作成ツールを使ってください。
ネットワーク図とは
ネットワーク図は、ネットワークがどのように構成されているかを図に表したものです。ネットワークトポロジーとも呼ばれています。
図にすることで、物理的に見ただけでは分からない情報を見えやすくしてくれます。
ネットワーク構成図は2種類に分けることが可能です。
ネットワーク図:
- 物理ネットワーク
- 論理ネットワーク
以下で分かりやすく説明します。
1. 物理ネットワーク
物理ネットワーク図は、物理的に触れるような機器の配置を把握するためのものです。
ネットワーク機器同士を繋げるとき、どこにサーバーやルーターを配置するかによって、配線や使い心地が変わります。
ネットワークを構築する人が図を見るだけで、どこに配置すればいいのか分かるのが理想です。
物理ネットワーク一覧:
- 物理的なサーバー
- ルーター
- フロア
- ラック など
論理ネットワーク
論理ネットワーク図は、触ることのできない、通信やオンライン上の配置を把握するためのものです。
会社によっては複数のIPアドレスを持っていることがあります。なにかトラブルが起きたとき、どのIPアドレスで起こっているのかが分かれば、そのIPアドレスだけを調べればいいので、時間短縮です。
論理ネットワーク一覧:
- IPアドレス
- ルーター
- サーバーのホスト名 など
ネットワークトポロジーの種類
ネットワーク構成図(ネットワークトポロジー)にはいくつかの型があります。
以下では特に使われているネットワーク構成図を3つ取りあげました。
ネットワークトポロジーの種類:
- スター型トポロジー
- ツリー型トポロジー
- リング型トポロジー
それぞれ詳しく説明しましょう。
1. スター型トポロジー
ハブやスイッチなど、メインとなる装置を中心に置き、ほかのサーバーといったものを接続させた形態のときに表す図です。最も使われている形態で、1箇所で問題が起きても、そのほかに影響を与えません。
メインとなる装置に問題があると、全体に影響は出ます。
一例:
2. ツリー型トポロジー
スター型の応用です。スター型のようにメインとなる装置を上部に描き、枝分かれしていきます。スター型同様で1箇所に問題が起きても、全体に影響は出ない携帯です。
一例:
3. リング型トポロジー
すべての装置が輪のように繋がっている形態を表す図です。以前はよく使われていました。どこか1箇所に問題が起きると、全体に影響します。
一例:
ネットワーク構成図を使って、コミュニケーションを円滑化しよう
ネットワークは実物と違って、遠くに機器があっても、接続は強いこともあります。
見ただけでは分からない状態をネットワーク構成図にすることで、誰でももすぐに状況を飲み込むことが可能です。