アジア人として初のメジャー本塁打王を獲得するなど、圧巻の成績を残した2023年シーズンの大谷翔平選手。他の日本人選手も、多くの選手が活躍を見せましたよ。
今回は2023年の日本人メジャーリーガーの活躍について紹介します。
大谷翔平(投手) ロサンゼルス・エンゼルス
2023年の大谷選手は23試合に先発し、10勝5敗防御率3.14という成績を残しました。普通の先発投手としてもローテーションを守る選手として十分すぎる成績、これを二刀流で行なっているのですから相変わらず規格外です。メジャーでは自身初の完封勝利も成し遂げましたよ。一方でシーズン途中に右肘の怪我から手術を行うことになった大谷選手。来シーズンは打者に専念、投手として復帰できるかはまだまだ分からない状況となっています。
大谷翔平の復帰ロード 2度トミー・ジョン手術を経験したメジャー投手「問題ない」 (msn.com)
大谷翔平(野手) ロサンゼルス・エンゼルス
打者としての大谷選手は、メジャーリーグ 日本人どころかアジア人初となる本塁打王を獲得。その本塁打数は44本です。先述の通りシーズン途中で手術を行った大谷選手。惜しむべきか驚くべきか、全162試合中135試合の出場でアジア人史上初の偉業を成し遂げたのですね。打率は.304でこれはキャリアハイ、出塁率.412はリーグトップの成績です。長打率、OPSもリーグトップで、長距離砲としてチームを牽引しましたよ。
千賀滉大 ニューヨーク・メッツ
今シーズン、待望のメジャーリーグ挑戦を果たした千賀選手。29試合に先発登板し12勝7敗、防御率2.98、QS16回としっかり役割を果たしました。この成績をもって来シーズンのメッツのエース候補と称されていますよ。登板こそなかったものの、オールスターゲームにも召集され、新人王やサイ・ヤング賞の獲得こそは厳しいものの、それらに迫る活躍だったと評価されています。
吉田正尚 ボストン・レッドソックス
こちらも今シーズンからメジャーリーグ挑戦の吉田選手。そんな大切なシーズンを控える中、今年3月のWBCにも日本代表として参加、吉田選手なしでは優勝も無かっただろうと言えるほどの大活躍を見せました。メジャーの舞台でも140試合出場で打率.289、本塁打15本を記録。打率ランキングではア・リーグ5位という素晴らしいものでデビュー年としては上々の成績でした。後半に成績を落としたのはやはり疲れの影響か、来シーズンは万全の態勢で一年間を戦い抜いてほしいですね。
鈴木誠也 シカゴ・カブス
メジャー二年目となった鈴木選手。WBC辞退の原因となったコンディション不良もありましたが、今シーズンは138試合出場、打率は.285、本塁打は20本と昨年から成績を大きく上げました。出塁率は.357を記録、戦力としてチームに貢献しましたよ。順調にステップアップしていますから、来シーズンは更なる好成績を期待したいですね。
菊池雄星 トロント・ブルージェイズ
メジャーリーグも今年で5年目になる菊池選手。これまでは防御率が5点台のシーズンが3年、4点台のシーズンが1年と苦しみましたが、今年は32試合に先発し、防御率は3.86にまとめ、11勝6敗と自身初の二桁勝利を記録。メジャーリーグのスターターとしての箔をつける一年になりました。
ラーズ・ヌートバー セントルイス・カージナルス
侍ジャパンで活躍したヌートバー選手についても紹介。ヌートバー 日本国籍ではないものの、日本人の母親をもつことから日本代表の資格があったのですね。ヌートバー選手は今シーズン117試合に出場、打率は.261で本塁打は14本でした。元々の強みだった出塁率も.367と打率を1割以上上回る数字を残し、多くの数字がキャリアハイとなりましたよ。来シーズンは更なる飛躍が期待できます!
その他の日本人メジャーリーガー
今シーズンメジャー挑戦となった藤浪晋太郎選手は先発としてはかなり苦しみ、リリーフで一定の成績を残すもシーズン防御率は7.18と苦戦。怪我からの復帰のシーズンとなった前田健太選手も21登板20先発で6勝8敗防御率4.23、もう一声欲しい結果になりました。ダルビッシュ有選手は24先発で8勝10敗防御率4.56という数字に。前年から大きく数字を落としてしまいました。
最後に
今回は日本人メジャーリーガーの活躍について紹介しました。
来シーズンは山本由伸選手のメジャー参戦などが噂されています。より多くの日本人選手が活躍できるといいですね。